JR小海線に乗って、中込駅から小諸駅までやってきました。改札を抜けると、
「歓迎!さわやか信州へ‼」の文字が出迎えてくれます。ここは長野県小諸市です。
駅そば「清野商店」
時刻はちょうどお昼時。お腹をすかせて駅に着くと、どこからともなくいい匂いが…。
鉄道の旅に欠かせないのが駅そば。こうやって現在でも営業を続けているのは嬉しいですね。まずは軽く腹ごしらえ。信州のお蕎麦を、サクッと満喫します。
往年の特急停車駅「小諸駅」
改めて「小諸駅」をじっくり見てみます。
小諸市の代表駅である「小諸駅」。現在はしなの鉄道とJR小海線が乗り入れていますが、かつては信越本線”特急街道”の主要駅の1つでした。
駅前のカフェ「小諸駅のまど」に入ってみると、びっちりと特急あさま号で埋め尽くされた昔の駅時刻表が飾られています。現在は普通列車ばかりが行き交う小諸駅も、かつては優等列車と長距離客で賑わっていたのでした。
現在は、近くの佐久平駅がその役目を担っています。
地方都市の駅前風景
優等列車が来なくなって四半世紀が過ぎようとしていますが、ビルが立ち並ぶ駅前風景はしっかりと風格を感じさせます。
味のある中小ビルが並ぶ様子を眺めながら、駅前通りを進んでいきます。
空きテナントも多く、だいぶくたびれた感じはありますが、一方で営業を続けるお店もそれなりに多いです。車社会の中で、”街なか”の健闘を感じました。
旧北國街道
この”街なか”を支えている要因の1つは、観光客でしょう。
駅西側にある懐古園は、小諸を代表する観光地。駅をはさんで東側には、小諸市の中心市街地が広がります。ここはかつては小諸城の城下町であり、また旧北国街道の宿場町でもありました。
ただ昭和な雰囲気の地方都市なだけでなく、江戸時代からの歴史がしっかりと残る街なのです。
しなの鉄道の古い電車に揺られて
小諸での散策を終えて、駅に戻ってきました。ホームで列車を待っていると、
やってきたのは、湘南色をまとった115系。古き良き近郊型電車に揺られて、次の目的地である軽井沢へと向かいました。
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