埼玉県秩父市へは、西武鉄道の特急Laviewに乗れば、池袋から90分で到着します。
むき出しのままの銀色のボディーと、丸みを帯びた先頭形状は、まるで弾丸のようです。
終点の西武秩父駅は、昔ながらの雰囲気をまとった新しい駅です。
近くには秩父市役所があるものの、街の中心っぽい雰囲気はありません。
矢尾百貨店
街の古くからの商業地というのは、たいてい駅から離れたところにあるものです。
駅から歩くこと数分、中心市街地のメインストリートにやってきました。
その一角にそびえ立つのが矢尾百貨店です。高い建物がほとんどない秩父盆地において、ひときわ目立つ建物です。
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生鮮食品、紳士服、婦人服、家具、おもちゃ。
ウィンドウショッピングも楽しみつつ、屋上への道を探します。
ベッド、収納、仏壇、その先に屋上への入り口がありました。
屋上
目に飛び込むのは、様々な国の国旗たち。
それらが華やかさを演出することで、ここが楽しい空間なんだと教えてくれます。
奥に見える山は武甲山、秩父のシンボルです。
小さなおともだちにはひたすら楽しいアトラクションがありますし、大きいお友達にはひたすらエモーショナルです。
しかしながら、ここに子どもたちの姿はありませんでした。
矢尾ゲームコロニー
ここの屋上は、最上階にはありません。
屋上への案内はありませんでしたが(見つけられなかった?)、ゲームコーナーは大きくアピールされています。
5階に上がると、ようやく子どもたちの姿を目にすることができました。暖房の効いた屋内で、楽しそうに遊んでいます。
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屋内なら天候にも左右されないですし、遊戯施設の劣化も防げます。それでも矢尾百貨店は、屋上の小さな夢の国を残してくれました。
次来たときも、残っているといいな。