群馬の街なかで見かけた展望台

今ではめっきり見ることが減った、デパートの上の展望回転レストラン。

大きくて四角い建物の上に乗った”円盤”は、日常に非日常が混ざり込んだかのような不思議な魅力で溢れています。


藤岡インターチェンジは、高速道路網での群馬の玄関です。ハイウェイオアシス併設の道の駅ららん藤岡は、遠方からの多くの観光客を集めていますが、そのすぐ隣に地元民を集める施設があります。

それが、群馬レジャーランドです。

群馬レジャーランドは、群馬県内でよく見る大型ゲームセンターです。藤岡店は、1階にイエローハットが入居していますが、そんなことより気になるのが謎の展望台です。

中に立ち入ることはできませんでしたが、昔は景色を楽しめたのでしょう。眺望を楽しむためのもののはずだった大きな窓は、看板として役目を立派に果たしています。レジャーランドの方ではなく、イエローハットの方というのが、自動車社会の群馬を象徴しているようです。

他にも、群馬レジャーランドの大田店も似た作りになったいます。こちらも1階にはイエローハットが入居し、展望台はその看板として使われています。

国道407号と354号の交差する場所に位置し、やはり自動車でのアクセスなら抜群の立地です。

ちなみに、かつては建物の3階に入浴施設があったとか。


最後に、高崎市の街中にある展望台を見ていきましょう。

こちらはレジャーランドではなく、高崎スカイビルという建物です。もともとは中央デパートとして営業しており、展望台は展望回転レストランとして営業していました。

展望回転レストランは回転を止め、デパートは廃業し、建物だけが中心市街地に取り残されています。

ちなみに、そのすぐ近くには高さ100mの高崎市役所があります。最上階の展望ロビーからの景色は抜群なのですが、なぜか、それよりも低い高崎スカイビルの展望台に心惹かれてしまうのでした。

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