「弥彦山パノラマタワー」新潟郊外の昭和な行楽地

回転しながらゆっくりと上昇する展望塔から、日本海と越後平野の絶景を眺めます。

ロープウェイとクライミングカーを乗り継いで訪れる、新潟市郊外の行楽地。山の上からの美しい景色と、昭和レトロを楽しんできました。


  1. 弥彦山スカイライン
  2. 回転昇降式展望塔 パノラマタワー
  3. 越後平野と日本海の大パノラマ
  4. クライミングカー
  5. 昭和の観光地 弥彦山

弥彦山スカイライン

昭和な香り漂う行楽地は鉄道アクセスが便利なことが多く、弥彦山についてもJR弥彦線▶弥彦山ロープウェイを乗り継いで来ることができます。

一方で山頂には弥彦山スカイラインという道路があり、人気のドライブコースとなっています。昭和45年の開通当初は有料道路でしたが、現在は通行料金がかかりません。

駐車料金も無料。観光地のわりにはお金を落とせない。

さて、到着して気になるのは、眼下に広がる絶景…よりも上を行き交う2つの乗り物です。


回転昇降式展望塔 パノラマタワー

まずは円筒状の2階建ての展望塔。弥彦パノラマタワーに乗ってみます。

山頂といえば展望テラスが近年のトレンドだが、かつては乗り物が人気だった。

1969年に建設された弥彦山パノラマタワーは、現役の中では日本最古の回転昇降式展望塔(以下回転展望タワー)です。

とくに2階建て構造のものは、現在ではここにしかありません。かつては新潟市万代の「レインボータワー」や、愛媛県の「宇和海展望タワー」などがありましたが、現在では解体、あるいは休止中となっています。

昭和の全盛期と比べると激減してしまった回転展望タワーですが、遊園地のアトラクションとしてはそれなりに残ります。また2017年には、レゴランドジャパンで新設もされました。

それでは、由緒正しき行楽地の回転展望タワーにいよいよ乗り込みます。


越後平野と日本海の大パノラマ

ゆっくりと回転しながら、建物の中を抜けてぐんぐんと高度を上げていきます。

素晴らしい景色の一方で、壁や椅子などから古めかしさを感じさせる。

やがて広がるのは、広大な越後平野。米どころ新潟を感じさせます。

ちょうど駐車場から内陸側が見られなかったので、まさにタワーに乗らなくては見ることのできない景色です。

そして一番の売りの日本海。これぞ絶景の素晴らしい眺め、この日は天気もよく、水平線の奥に佐渡ヶ島を見ることが出来ました。

地上に戻り、次に乗るのはケーブルカー?エレベーター?いえいえ「クライミングカー」です。

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